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2025.12.25

ペット同伴宿泊施設のトレンド

愛犬は大切な家族の一員。

一緒に楽しい思い出をたくさん作りたいですよね。

最新データでは、日本国内で飼育されている犬の総数は約679万頭 と報告されており、国内における全世帯の10%を超えているというデータもあります。愛犬と泊まれる宿の数も年々増加傾向にあり、全国に2,300件ほどになります。宿泊施設のタイプも、ホテル・旅館・コテージ・別荘など様々になり、旅の目的によっても選択肢が増えてきました。

日本では、少子高齢化や単身世帯の増加などを背景に、ペットを家族の一員として迎える「家族化」が進んでいます。生活や感情を共有する大切な存在となり、医療・食事・住環境への支出も、人と同等レベルで考えられるようになりました。

この価値観の変化により、「ペットと一緒に過ごす時間」への需要が高まり、旅行や宿泊においても、同伴できる環境が大事になっています。時代は、「ペットも可」から「愛犬との宿泊が前提」という考えに変わり、宿泊施設単体での受け入れではなく、地域全体でペットフレンドリーな環境へと急速に移行している動きも感じられ、まだまだ成長余地が大きい市場であると言えます。

愛犬と一緒に泊まれるような、ペットと泊まれる宿泊施設にはある特徴があります。

ペットは家族になっており、ペットに快適に過ごしてもらいたいという思いから、良い宿泊施設を選び、高単価になる傾向にあります。一般的に、ペットと泊まれる客室は通常客室より宿泊単価が約1.2〜1.5倍となり、1泊あたり5,000〜15,000円の追加料金が受け入れられるケースも珍しくありません。また、限られた施設数の中で安心して愛犬と泊まれる宿を見つけることができれば、リピート率も上がり、リピート率40〜60%以上になる施設もあります。実際、伊豆や軽井沢などのペット同伴特化型宿泊施設では、毎年同じ宿を利用するリピート客によって、安定した稼働を確保できている施設も多いようです。

当社がご支援させて頂いている施設にも複数ペットと泊まれる宿泊施設があり、大手ペットと泊まれるホテルを運営している会社様、伊豆エリアの人気施設様などの、OTA(予約サイト)の整備、プランのご提案、施設様撮影のディレクション、料金設定、備品や設備に関するご提案など、幅広くご支援させていただいた実績があります。

また、当社では2025年9月より、直営施設として「愛犬と泊まれる古民家リトリート 赤城山 ― 懐 ―(ふところ)」を、群馬県赤城山の麓にて開業いたしました。今までの経営改善・運営コンサルティングの中で培ってきたノウハウを活かし、日々お客様にご宿泊をお楽しみいただけるよう、快適性や安全性、サービス品質の向上に努めております。

当社では、経営改善コンサルティングにとどまらず、マーケティング支援、運営・開発支援、宿泊施設専門の求人事業など、宿泊施設に関わる幅広い支援を行っています。各施設の状況や課題に寄り添いながら、実務に即したサポートを提供してまいります。
ご支援内容にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ下記リンクより、お気軽にお問い合わせください。

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