公益社団法人日本観光振興協会が2022年2月に発表した2021年の観光関連サイト閲覧者数ランキングによると、PC・スマートフォンともに、1位は宿泊予約サイトの「じゃらんnet」で2,780万人、2位は「楽天トラベル」で2,530万人となっており、3位の東日本旅客鉄道(JR東日本)の1,590万人をじゃらん・楽天共に大きく上回る閲覧者数となっています。
新型コロナウイルス禍で団体旅行から個人旅行へと主軸が変わり、個人で予約を行うOTAへの関心が高まったことも要因と考えられます。また、じゃらん・楽天などの主要国内OTAでは大型のセール特集やクーポン、ポイントの活用など宿泊予約にプラスし、個人の好みにより予約サイトの機能を活用できることも大きなメリットとなっています。
では、数多く登録されているホテルや旅館の中で、選ばれる施設になるにはどうすればよいのか?楽天トラベルが「画像・動画登録ハンドブック」に掲載している内容によると、「人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)による情報判断の割合は視覚からの情報が圧倒的に多いと言われています」と記載があり、一目で見て誰もが「魅力的だ」、と感じる施設ページの作成が非常に重要と言えます。つまりOTAサイトでは今や、
「魅力的な施設画像が売上を左右する」、といっても過言ではありません。
楽天では、画像比率が1:1から16:9へと変更となり、プラン一覧に表示される客室画像を複数登録できるようになりました。じゃらんも同様にプラン一覧に客室画像が表示されるようになるなど、日々予約サイトのインターフェイスが変更されていることも「一目で魅力が伝わる画像の重要性」が高まっていることが伺えます。
今の画像の登録状況を、施設様で適切かどうかを判断する基準に関しては、
などの現在の掲載画像を、まず施設様が「施設ページが魅力的でユーザーが予約したいと思う状態」と感じるかどうか、が重要と考えます。
それほど画像が大事か?と思う方もいらっしゃると思いますが、素材の撮り直しや全面的に画像を差し替えを行うと、施設様の印象ががらりと変わり、それが予約の売上に反映される事も少なくありません。
拡大しても適切な解像度か、掲載画像の比率は合っているか、枚数は項目ごとに偏っていないか、重複していないかを今一度確認していただく事を推奨しています。施設様のタイプにもよりますが、100~200枚で偏りなく素材が整うと、統一感があり魅力度が全く変わります。
新規感染者のピークアウトの判断が難しい状況ではありますが、GoToトラベルの再開や観光需要が回復した時に備えた準備期間として、今の登録状況を見直し、「見栄え」の重要性を考える機会となればと思います。
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