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2023.04.12

写真が苦手でもOK!撮影のプチテクニック

インターネットが普及した近年、ホームページやSNSにおいて「画像」を活用したプロモーションは、顧客獲得のために欠かせない重要な戦略のひとつとなっています。弊社でも宿泊施設の売り上げと画像の関係性を非常に重要しており、ご支援させて頂いている施設様でも、まずはOTAの登録画像の見直しを一番に行います。その結果、画像変更前後で150%程度売り上げが向上した施設様もいらっしゃいました。それほどに画像というものは見る者を一瞬で惹き付け、購買意欲を高めさせる武器なのです。

もちろんより良い写真を求めるのであればプロカメラマンに依頼する必要がありますが、近年ではスマートフォンの画質も非常に向上し、画像の加工を行うことによって自分たちでもOTA掲載に充分なほどの写真が撮れるようになりました。

本日は宿泊業でも非常に大切な「料理の撮影方法」についてちょっとしたテクニックを紹介していきたいと思います。今回は照明機材を使っていますが、自然光を機材に見立てれば同じように写真を撮ることも可能です。照明機材をお持ちでなければ、窓から入る光を機材だと思ってご参考いただければと思います。

■ライティングは斜め後ろから■

手前に影が落ちることで食材に立体感が出ると同時に高級感が増すため、基本的に食事を撮影する際のライティングは右斜め後ろとなります。

食器をセットし、手ブレしないように三脚にカメラをセットしたら、斜め後方からライトを当てます。グラスやポットなど高いものがあるとメインの皿に影が落ちてしまうので、高いものがない方向からライトを当てると良いでしょう。

このようにライティングすると、スマートフォンで撮影したとしても下のような立体感のある写真がとれます。

レンズによっては画像の端が伸びて歪んでしまうこともあるため、広めに撮影して端をトリミングした方が歪みのない画像になります。手前側が暗すぎると感じた場合は正面からレフ板を当てたり、もう一つ照明をあてることで調整が可能です。

■寄りの写真は黄金比を意識■

お料理全体の写真でライトの設置ができ、満足いく全体写真が撮れたら、次はひとつひとつのお料理に着目した「寄り」の写真を撮っていきます。その時にテクニックのひとつとなるのが「黄金比」の考え方です。

黄金比の作り方

皆様はこのような図を見たことはありますでしょうか?こちらは「黄金比」とよばれている、人間に刻まれた美的感覚を揺さぶる、なぜか心地よく感じてしまう比率のことです。この図に従って撮影をすると魅力的な写真が撮れるようになるため、テクニックの一つとして是非覚えて置いて下さい。

黄金比に従って撮影した実際のお写真がこちら。

左上に空間を開けることで不思議と心が惹き付けられる写真になっています。黄金比のなかでも中心となる右下部分にピントがあっていて、奥の方とお皿をぼかしているのも視線を集中させる上では効果的なので、ピントをどこに合わせるかも同時に考えると良いでしょう。

また、撮るだけでなく、画像に加工を加えることでより良く変化します。下記のポイントに気を付けるだけで画像はぐっと美しくなります。

①明るさ

└白飛びしない程度に明るい画像が好まれます。

②色温度

└透明感を出したい場合は少し青みがかったものを、料理や暖かみのあるお部屋の雰囲気を出したい場合は橙色よりの色味に調整します。

③高画質の写真を選ぶ

└画質が悪いとガザガザとした見栄えのしない画像になってしまいます。昔のカメラでとった写真や、LINEなどのアプリを通した写真は画質が落ちてしまう可能性があるので掲載するときは画像のサイズも気をつけましょう。

④水平・垂直を意識する

└意図的に斜めの写真を撮ることもありますが、きっちりとした印象を与えたい宿泊施設では水平垂直の画像が好まれます。

以上のことを意識しないと、こんなに美味しそうな金目鯛も鮮度が悪く不味そうにみえてしまいます。この写真は左の美味しそうな金目鯛の画像を「暗く」「青く」「画質をおとして」「少し斜めにした」だけなのですが、その差は一目瞭然です。

画像の与えるインパクトの大きさが伝わったでしょうか?

弊社ではカメラと照明機材を自社で揃えているので、プロカメラマンとまではいきませんが、携帯で撮るよりも綺麗な一眼レフのお写真を、無料でお撮りするサービスもしております。プロに頼むほどのお金はないけれど写真を新しくしたい、献立が新しくなったので数枚だけ写真が欲しい。そういったクライアント様のお悩みにもお答えすることが可能です。

是非ご縁がありましたらご利用いただければと思います!
OTAサイトの改善や、WEB集客のお困りごとなど、ご興味がございましたら気兼ねなくご相談くださいませ。